結婚式ムービーの簡単な作り方
結婚式に欠かせないのがスクリーンに映し出されるムービー。
オープニングムービーからプロフィールムービー、ゲストへのメッセージムービー、そしてエンドロールなど
演出が増えると華やかさも増しますが、何かと費用がかかる結婚式では少しでも節約したいもの。
最近では簡単にムービーを編集できるアプリやソフトもあり、プロの手を借りずに自分たちで手作りするカップルが増えています。 今回は忙しい結婚準備中でも手軽にできる、結婚式ムービーの簡単な作り方についてご紹介します。
結婚式の動画の作り方や手順は?
結婚式ムービーを作る前にまずは必要な素材を用意しましょう。
ムービー内に入れたい二人の動画や写真、風景や小物といったイメージ映像、バックに流す音楽、タイトルやキャプション(説明文)に使う文字などです。
ここで注意したいのが音楽です。
音楽には著作権があります。結婚式ムービーという個人的な映像のバックに使うために音楽を用いる場合には、
著作権・著作隣接権の許諾がとれた市販CDまたはロイヤリティフリーの音楽を選びましょう。
レンタルCDやダウンロード音源、無断コピー音源は著作権侵害となり損害賠償・刑事責任を問われる場合があります。市販CDをコピーする場合も注意が必要です。
音楽によってムービーの雰囲気が、そしてムービーを流す会場の雰囲気が変わります。二人らしい曲を選びましょう。
1曲だけではなく2曲をメドレー式に使う方法も人気があります。
その場合はしっとりした曲で生い立ちを紹介し、二人の出会いの場面からはアップテンポの明るい曲に、といったように変化をつけるとメリハリが出ます。
結婚式ムービーを作る大まかな手順は
- 「素材(写真や動画)をつなぎ合わせる」
- 「様々な効果・エフェクトを加える」
- 「BGMを入れる」「文字を入れる」
です。
写真・動画の切り替え方を工夫することでより完成度の高いムービーになります。
見ている人が飽きないよう、5分前後にまとめるといいでしょう。
作成後のムービーは一般的にDVD-Rに保存します。
DVD-RWやDVD-ROMといったDVDディスクと間違えないように注意しましょう。
必ず確認を取りましょう。
保存するファイル形式はDVD-Videoを選びます。
mp4やwmvといったデータ形式で保存するとDVDプレイヤーで再生することができません。
簡単に結婚式ムービーが作れるソフトやアプリ
現在では結婚式ムービーを手作りしたい人のためのソフトやアプリがたくさんそろっています。
多機能で様々な効果を加えることができる有料のもの、気軽に挑戦できる無料のものと色々です。
パソコンに最初からソフトがインストールされていることも多く、
Windowsならばムービーメーカー、iOSならばiMovieなどがムービー制作ソフトです。
iMovieはMacだけでなく、iPadやiPhoneからも使用が可能なので
隙間時間を利用してサクサクと制作を進めることが可能です。
- - iMovie
結婚式ムービーのような非営利目的ならば高機能で評判の動画編集ソフトの
Video Padも無料で使うことができます。
iPhone・Androidのどちらでも使えるおすすめの無料アプリが「レコフォト for wedding」です。
結婚式ムービーのために作られたアプリなので素材や曲もばっちり。
音楽著作権ライセンスを申請しており、100曲以上の音源からBGMを選ぶことができるのもうれしいアプリです。
作成したムービーはDVDになって最短で翌日に届けてもらえます。
ムービー制作ソフトの中にはあらかじめ様々なテンプレートが用意されているものもあります。
自分で1から作れる自信がない方はテンプレートを利用するとさらに簡単に作ることができます。
編集ソフトやアプリ選びに迷ったら操作の簡単さや演出の種類、そしてサンプルを見ながらイメージにぴったりのものを探してみましょう。
作りたいムービーのアイデアを探そう
ムービーを作るというと難しく構えてしまいそうですが、
写真加工の延長と思って二人らしいものを楽しみながら作ることが大切です。
お気に入りの映画やキャラクター、思い出の場所、合言葉
といったキーワードをまずは思いつく限り挙げてみましょう。
これまでに見た結婚式ムービーや動画サイトを参考にするのもおすすめです。
- - おしゃれな雰囲気が好きなら
-
今おしゃれなカップルに人気のムービーがフォトプロップス風のもの。
「Happy」や「Love」「Bride」といった単語が書かれた吹き出しや、
プチ変装ができるメガネやヒゲなどをかたどったペーパーアイテムを利用しましょう。
小物を使うことで今時のおしゃれな雰囲気に変わります。
- - ユニークなものにしたいなら
-
ゲストが思わず笑顔になるような面白いムービーを作りたいのならパロディがおすすめです。
二人の好きなアーティストのPVをそっくりそのままマネしたり、映画の名シーンを再現したり。
あまり完成度が高くなくてもかえってそれが面白いことも。
ムービー制作に慣れていないと、あれもこれもと詰め込んでしまったり、
反対に淡々と映像を繋げるだけになってしまったりと思い通りに形にするのが難しいものです。
ムービーは
- 映像を見るゲストに楽しんでもらうことが一番の目的です
イメージ動画に二人ならではのエピソードを音声や文字で乗せれば見ている人も楽しい気分に。
また新郎新婦のラブラブな写真・映像をたくさん使うのもいいですが、
できれば家族や友人たちと一緒に映っているものも取り入れるとより盛り上がります。
よくある失敗が
- 「式場のスクリーンで見たら縦横の比率がおかしい」
というものです。
ムービーを編集するパソコンと式場のスクリーンの比率が異なっていると、
大きく映し出された力作のムービーの両端が切れていたり縦長に伸びたりと残念な結果になってしまいます。
現在は4:3のスクリーンを使用している式場が多いですが、
前もって確認をとり、それに合わせて編集するようにしましょう。
万が一に備え、人物の顔や文字を端に入れないなど工夫をすることをおすすめします。
せっかく作った結婚式ムービーなのに、当日式場で流してみてガッカリ……
ということにならないためにも準備・確認はしっかりと行うことが大切です。
多くの会場は事前チェックをするために持ち込み期限を設けています。
余裕を持って仕上げるようにしましょう。